vol.50
April 15, 2024
高岡のファッションアイコン。
カルチャー香る古着屋「DESIRE」。
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高岡市の中心街にかまえ、今年の2月でオープンして9年目となった古着屋DESIRE。周辺には高校が多く、放課後には学生の姿も多く見られます。18歳から同店舗でアルバイトを経て、店長を任されて3年目となる浦山さん。今年25歳という若さながらも若者を中心に人気の古着屋を運営する背景に迫ります。
こだわりのディスプレイ、古着っぽさのないアイテム。
――レコードやステレオなどのディスプレイが味を出しているお店ですね。
浦山さん:当店のコンセプトは、音楽カルチャーに寄り添いつつ、古着っぽくない新鮮さを持ったアイテムを取り揃えることです。メンズアイテムに特化しており、流行に左右されないテック系ブランド、例えばOakleyやARC'TERYX、Salomonなどのアイテムを多く取り扱っています。レディースアイテムは少ないですが、ユニセックスで着られるアイテムもありますよ。
――学生さんはよく来られますか?
浦山さん:お客様は主に10代から20代が中心です。学生だと男子高校生の来店が多く、放課後や週末にふらっと来店される方が多いですね。年代が近いため、話しているうちに盛り上がって仲良くなることもしばしばあり、遊びに来る感覚で気軽に足を運んでくださる学生もいらっしゃいます。
――お店のアイテムはどのように選んでいるのですか?
浦山さん:1年に3〜4回程度、いつもオーナーがアメリカの西海岸エリアへ買い付けに行っています。つい先日、私も初めてアメリカでの買い付けを初めて経験させてもらいました。初海外だったのですが、今までモニター越しにしか見ることができなかった憧れの世界を前に、非常に良い経験となりました。
好きなアーティストがかっこよくて。
――学生時代、どのような学生でしたか?
浦山さん:中学時代はサッカー部に所属していて、一応キャプテンも務めていました(笑)。高岡工芸高校の電子機械科に進学し、男子だけのにぎやかなクラスでしたね。高校生になってからは仲の良かった友達からAsap Rockyを教えてもらったことがきっかけで、ヒップホップにハマっていました。
――最初にハマったのは音楽だったんですね。
浦山さん:Asap Rockyをはじめ、有名アーティストたちがPVで着用しているアイテムがすごくかっこよくて。その影響で洋服への関心が湧き、バイトでお金を貯めてはスニーカーや洋服を購入するようになりました。
――高校卒業後はすぐに古着の道へ?
浦山さん:高校卒業後、一度は就職したのですが、働くうちに「このままでいいのだろうか」という迷いが生じました。そして、なんとなく「服屋で働いたらモテるかも」という軽い気持ちから地元の古着屋DESIREに行き、オーナーに働かせてほしいと直接オファーしました。
自由に、芯を持って挑戦。
――周りは働いていたり、大学に進学する中、仕事を辞めることに不安は?
浦山さん:当時18歳だったこともあり、不安は一切なかったですね。どちらかというと「なんとかなる」精神で、どこか余裕を感じていました。当時も今も安定した現状維持よりも、何かに挑戦してみたいという気持ちが強いです。
――実際に古着屋の店長になってみてどうですか?
浦山さん:アルバイトから始め、店長になって3年が経ちました。この仕事を通じて、お店に来てくれるお客さんや同業者との繋がりができ、友だちの輪が格段に広がりましたね。ただ、当初は「服屋で働けばモテるかも」と軽い気持ちで始めたものの、実際はモテませんでした(笑)。
――最後に富山の中高生のみなさんへメッセージをお願いします!
浦山さん:興味のあることに対してまっすぐに、そして自由に向き合って楽しんでほしいです。ただし、その自由を好き勝手とは履き違えないでください。自分の芯をしっかり持ち、周りから応援されるような大人になってほしいです!
DESIRE
高岡市清水町に店舗を構え、アメリカで直接買い付けしたテック系ブランドのメンズアイテム中心に取り揃える。音楽と深い繋がりのあるアイテムやレコード、ステレオなど店内ディスプレイも魅力の古着屋。
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