vol.96
March 15, 2026
口に出すだけでは終わらせない。
現役高校生が立ち上げた学生団体「Blue nexus」の挑戦。
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学校の授業で生まれたアイデアを、机上の空論で終わらせたくない。そんな想いから、高校生ながら学生団体「Blue nexus」を立ち上げた中林さん。現在はイベント運営やボランティア活動を通して、富山のまちに新たな繋がりを生み出しています。失敗を経験しながらも、「口に出すだけでは終わらせない。」を体現し続ける姿。その等身大の悩みと大きな志、そして同世代へ向けたメッセージを伺いました。
学校の壁を越えて始まった活動。
――「Blue nexus」ではどんな活動をされているんですか?
中林さん: 主に高校生が主体となってイベントの運営や、子ども食堂のボランティア、時にはカターレ富山さんの試合運営のお手伝いなどをしています。名前の「Blue」には未来や創造という意味で、「nexus」には繋がりという意味を込めていて、色々な人と繋がりながら富山の未来を自分たちで作っていこうという想いで活動しています。
――活動を始めたきっかけを教えてください。
中林さん: 高校の授業で地域活性化などのアイデアを出す機会は多かったのですが、学校の中だけではそれを実行に移すのが難しくて…。「こんなにいい案なのにもったいない、だったら自分でやろう!」と思って団体を立ち上げました。自分たちの表現の場をゼロから作れるのが、この活動の面白いところですね。
――メンバーはどんな雰囲気の方が集まっていますか?
中林さん:現在の所属メンバーは27名で、実は25名が女子なんです。高校1年生から大学3年生まで、幅広い世代が在籍しています。ミーティングでは賑やかに盛り上がることもあれば、やる時は一気に真面目モードに切り替わります。学年の垣根を越えて、誰かの笑顔のためにという想いを共有しながら活動しているのが、私たちの特徴です。
喜びも悔しさも、すべて経験に。
――これまでに特に印象に残っているイベントはありますか?
中林さん:若手農家さんにご協力いただいて開催した、100名規模の子ども食堂です。キャラクターを作って投票イベントをしたり、紙芝居をしたりと、企画からすべて自分たちで考えました。当日、子どもたちが楽しそうに笑っている姿を見たとき、やってよかったと心から思えました。メンバー自身も楽しみながら取り組めたことが、とても印象に残っています。
――壁にぶつかったこともあるとお聞きしましたが…
中林さん:2回目のマルシェイベントで、集客に苦戦しました。ターゲットの絞り込みや、場所への誘導の工夫が足りなかったと痛感しました。「自分の責任だ…」と悩んだ時期もありましたね。でも、ゼロからイベントを作り上げる達成感や、当日にみんなが楽しんでいる姿が、今では大きなモチベーションになっています。失敗も含めて、自分たちの経験になっていると感じています。
――活動の中でSNSの活用も見受けられますが、詳しくない中高生でも参加できますか?
中林さん: 全然大丈夫です!メンバーもSNSに詳しい子もいれば、全く使えない子もいます。大事なのは「地元が好き」「何かやってみたい」という気持ち。ITやAIに注目しているのは、それがこれからの時代に絶対必要なツールだからです。業務の効率化のために、高校生のうちから正しい使い方を一緒に学んでいけたらと思っています。
勉強だけが全てじゃない。自分だけの軸を持って歩む未来。
――普段はどのように過ごされているんですか?
中林さん:今は受験期なので、学校ではおとなしく勉強しています(笑)。休日は家で漫画を読んだり、のんびり過ごしたりすることも多いですね。やるときは集中する。休むときはしっかり休む。オンとオフの切り替えは、はっきりしている方だと思います。
――将来の目標や、挑戦したいことを教えてください。
中林さん:春からは個人事業主として活動を始め、イベントの分析やコンサルティングのような分野にも挑戦していきたいと考えています。ゆくゆくは、富山と海外をつなぐような活動もしてみたいです!実は小さい頃、占い師さんに「将来社長になるよ」と言われたことがあって。その言葉がずっと心に残っています。今の活動も、その延長線上にあるのかもしれません。
――最後に同世代の中高生へメッセージをお願いします!
中林さん:毎日勉強ばかりだと、視野が狭くなってしまうこともあると思います。でも、学校の外に一歩出て社会を見渡してみると、きっと世界はぐっと広がります。いい大学に行くことだけが正解ではありません。学校や偏差値に関係なく、いろいろな人と対等に話してみることで、自分のやりたいことや、自分だけの軸が見えてくるはずです。まずは小さくてもいいので、一歩踏み出してみてほしいです。
【とやまマーブルタウン 2026】
富山の子どもたちが自ら「仕事」をし、「市民」としてまちを運営する体験型イベント「とやまマーブルタウン」を開催します。
本イベントは、子どもたちが社会の仕組みを楽しく学びながら、自主性や創造性を育むことを目的としております。当日は、子どもたちが自ら考案したお店の運営や、独自の通貨を使った経済活動など、活気あふれる様子をご覧いただけます。
開催日:2026年 3月21日(土)・22日(日)
開催時間:10:00~15:00
会場:新湊放生津小学校
対象:小学生
参加費:無料
Blue nexus
現役高校生が設立した学生団体Blue nexus。地域社会との繋がりを軸に、子ども食堂の運営やスポーツ支援など多角的なプロジェクトを展開している。2026年3月には、職業体験を通じた街づくりイベント「とやまマーブルタウン」を主催。実践的な活動を通じ、学生の柔軟なアイデアを街の活力へと変える挑戦を続けている。
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