憧れからの挑戦。
富山出身モデル「翁朋也」

＃model
＃fashion
＃インタビュー
＃上京
＃挑戦
＃アパレル

現在東京を拠点に様々なファッションショーに出演し、モデル活動をする翁（オキナ）朋也さん。当時21歳という若さでモデルを目指して上京し、現在に至ります。モデルとしての活動を開始して今年で1年、今後は地元である富山でも活動を広げることを目標にしています。彼のこれまでの道のりや現在の活動、そして今後の展望について深く掘り下げたインタビューをお届けします。

身近な存在から憧れへ。

――自己紹介をお願いします。

翁さん：今年23歳で、富山県立山町出身です。高校を卒業後は、地元の工場で約2年半勤務していました。退職後はモデルを目指して上京し、モデル活動をスタートしてからは、今年で1年ほどになりますね。主な活動は、ファッションショーでランウェイを歩く仕事が多いです。あとはブランドのルックの撮影や、スタイリスト・フォトグラファーとの作品撮りも行っています。

――モデルを目指すきっかけを教えてください。

翁さん：モデルを目指すきっかけとなったのは、同じく富山出身であるモデルOKAZAKI KEIGOさんの存在です。同じ高校のバスケ部の先輩にもあたる彼のモデル活動を見て、近いようで遠い存在になっていく姿から憧れを抱きました。そんな彼の影響で、自分もモデルとして活動してみたいと強く思うようになりました。

――元々ファッションには興味があったんですか？

翁さん：元々、中学生のころからファッションは大好きでした。特にストリート系のファッションや、ロック・パンク要素が強いジャンルに惹かれていました。今でもファッションには強いこだわりがあり、人と被らないエッジの効いたコーディネートが好みです。

苦悩もあったモデルデビューまでの道のり。

――上京後、どのような経緯で現在に至りますか？

翁さん：上京後は、ひたすらSNSやwebサイトであらゆるモデル事務所を探す日々でした。そして、比較的新しく、とても勢いがあることに強く惹かれて今の事務所に出会いました。所属してからオーディションを多く受けたのですが、初めは仕事に繋がりづらい時期もあり、かなり大変でした。

――これまでのモデル活動で印象に残るエピソードはありますか？

翁さん：今年の6月にパリで開催されたファッションウィークに招待されたことです。事務所を通して、セリーヌのデザイナーさんから直々に指名を受けました。「セリーヌ」というブランドのモデルで、日本人代表として出演することになったんです。

――「セリーヌ」って世界的に有名なブランドですよね。すごいです！

翁さん：オファーを頂いたときは、僕も嬉しかったです。ただ、ショーの前日に現地でデモが起きて、結局ショーが中止となり、出演することが叶わなかったんです。憧れのステージに立てる日を前に、悔しさでいっぱいでした。特に、セリーヌのデザイナーであるエディ・スリマンさんは、元々大好きだったので余計に辛かったですね。

やりたいことへのチャレンジを諦めずに。

――モデル活動の中で楽しさを感じる瞬間はどんな時ですか？

翁さん：業界を問わず、いろんな人と繋がりをもてることがモデル活動の醍醐味だと感じています。ショーやルック撮影などによる多種多様な人たちとの関わりの中で、新しい仕事が生まれることにモデルという仕事の楽しさを感じます。

――今後挑戦していきたいことはありますか？

翁さん：アパレル事業の展開です。現在は、滑川市に店舗を持つKEIZOヴィンテージさんのオーナーと商品を作っています。ギリシャやエジプトから感じるインスピレーションをシルクスクリーンで刷った古着のリメイク商品が多いです。将来的には店舗のみではなく、EC販売でもっと広い世界へ展開していきたいと考えています。

――最後に富山の中高生のみなさんへメッセージをお願いします！

翁さん：自分がやりたいと思ったこと、心から興味を持ったことは、迷わずチャレンジしてください。僕自身、思いついたことを行動に移すことで今の自分があります。諦めてしまったら、後で後悔することになるかもしれません。今の時代、SNSを活用すればどこにいてもチャンスは掴めます。富山の中高生の皆さん、やりたいことに向かって一歩踏み出してみてくださいね。