vol.77

May 30, 2025

目指せ二連覇!
高岡龍谷高校の熱きまんが甲子園物語

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高校生たちが漫画のアイディアと技術を競い合う【第33回全国高等学校漫画選手権大会「まんが甲子園」】で、高岡龍谷高校美術部が初の最優秀賞に輝きました。強豪校がひしめく中、ユニークな発想力とチームワークでつかんだ栄冠。その裏側には、個性豊かな部員たちの挑戦と努力の日々がありました。今回は美術部の皆さんに、優勝までの道のりや作品に込めた想い、そしてこれからの目標について伺いました。

ユーモアで勝ち取った全国の頂点

――「まんが甲子園」に挑戦したきっかけは?

金井さん: 「全国に出場できれば高知県に行けるし、やってみようかな?」という軽い気持ちでした(笑)。でも、やるからには全国を目指そう!って。高1のときは予選落ちしてしまい、悔しかった記憶があります。だからこそ、次は予選を突破して全国の舞台に立つんだって、思えるようになりました。

――予選を突破するのは大変だったのでは?

山城さん:200校以上の中からわずか33校しか選ばれないので、発表までずっとドキドキしていました。アイディアが他校と被ると目立ちにくいため、いかに特徴的なネタを出すかを考えるのが大変でした。画力よりも、「伝わる面白さ」が何より大切だと感じました。

――優勝作品はどんな内容だったんですか?

金井さん:テーマは「バディ」と「白」。5人の戦隊ヒーローが登場するんですが、白い隊員のコスチュームがピンクに色移りしてしまって…。最後には怪人が「一緒に洗濯するのやめない!?」とツッコむ、ちょっとユーモラスな作品です(笑)。審査員の方々にも笑っていただけたようで嬉しかったです!

「自由すぎる部活」が生んだ最強チームワーク

――美術部の雰囲気はどんな感じですか?

宮崎さん:美術部は本当に自由で、それぞれが自分の好きを気兼ねなく発信できる、SNSみたいな場所です。いろんな趣味に触れられて、いい意味でゆるいけれど、やるときは真剣なのが魅力だと思います。普段は和気あいあいとした雰囲気ですが、お互いの個性を尊重し合い、刺激し合える空気感です。

――みなさんが絵を描き始めたきっかけはなんですか?

金井さん:保育園の頃から絵が好きで、家族や友人に褒められるのが嬉しくてずっと描いていました。高校に入ってからはデジタルイラストに夢中です。
山室さん:小さい頃、親から紙とペンを渡されて、自分の時間を楽しむうちに自然と絵を描くようになりました。父に褒められたのがきっかけで、本格的にイラストの勉強を始めました。

――今年はまんが甲子園の部内選考も激しかったと伺いました。

宮崎さん:これまでは個性豊かなメンバーでワイワイ楽しんでいた部活だったので、「まんが甲子園」に出たいと考えている部員は少なく、選考はスムーズに進んでいました。しかし、昨年の優勝を受けて、今年は14〜15人ほど希望者が増え、全国を目指す部員も多くなりました。そのため、部内の選考はまるで運動部のような真剣勝負となり、校内での選考もかなり大変になっています。

次の目標は二連覇!全国の舞台で再び輝く

――優勝した瞬間、どんな気持ちでしたか?

金井さん:最優秀賞が最後に発表されるのでずっとドキドキしていました。発表された瞬間は喜びよりも「まさか自分たちが?」という驚きのほうが大きかったです。でも私はどこかで「これはイケる!」という自信があったので、むしろ表彰インタビューのほうが緊張しました(笑)。

――今後の目標を教えてください。

山室さん:まずは予選を突破して、先輩たちと約束した二連覇を目指します。ただ、気負いすぎるとアイディアが固くなってしまうので、程よくリラックスして挑みたいです。
金井さん:今年も全国大会に出場できたら、他のチームの方々にもっと話しかけて、交流の幅を広げたいです。会場には魅力的で気になる方も多かったのに、去年はなかなか声をかけられず後悔したので。

――これからまんが甲子園を目指す人へメッセージを!

宮崎さん:まずは自分の絵をどんどん発信して、誰かに見てもらい感想をもらうことが大切だと思います。とにかく挑戦して、自分の作品を応募したりSNSで発信してみてください。評価されたり、好きな絵師さんからコメントがもらえることもあり、それが貴重な経験になりますよ!

 高岡龍谷高等学校|美術部

高岡龍谷高等学校|美術部 

高岡龍谷高校 美術部では、部員それぞれの「好き」や個性を大切にしながら、漫画やイラスト制作に日々取り組んでいる。自由な雰囲気の中にも真剣さを持ち、「第33回まんが甲子園」で全国優勝を果たした。普段の活動では、作品制作はもちろん、発想力や表現力を高める工夫も重ねており、部内から自然とチームワークが育まれている。全国二連覇を目指して、今年も挑戦が続く。

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