vol.20
January 15, 2023
世界に一つだけの
錫のアクセサリー作り。
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ものづくりの町として知られる富山県高岡市には、さまざまな伝統工芸に触れられる体験スポットがたくさんあります。今回ご紹介するのは、高岡鋳物発祥の地・金屋町にある「大寺幸八郎商店」。ここでは錫(すず)という金属を使った、自分だけのアクセサリー作りができるんです。店主の大寺さんに教えていただきながら、WAKUMAG.編集部が実際に体験してきました!
江戸時代から始まった歴史あるお店。
――まずはお店について教えてください。
大寺さん:「大寺幸八郎商店」は今から160年以上前、初代の幸八郎が鋳物工場として始めました。現在はアクセサリーや置物などのオリジナル商品を作りながら、江戸時代に建てられた自宅の一部をショップ&ギャラリー&カフェとして開放しています。
――とても歴史があるお店なんですね。今回体験させていただくアクセサリー作りについても教えてください。
大寺さん:体験は10年ほど前から、ショップ横のスペースで行っています。アクセサリーに使うのは錫という金属。あまり馴染みがないかもしれませんが、酸化しにくいことが特徴で、水に濡れたりしても大丈夫。アクセサリーとして長く愛用するのに向いているんですよ。
――体験に予約は必要ですか?
大寺さん:予約なしでも大丈夫ですが、お待ちいただくこともあるので、事前にお問い合わせいただいたほうが確実です。体験できるアイテムは全部で21種類。イヤリングからネックレス、ブローチ、ヘアゴム、リング、キーホルダー、ブレスレットまで…。さまざまなデザインのものをご用意しています。
アイテムを選んだらさっそく体験。
――さっそくアクセサリー作りを体験させてください。種類がたくさんあって迷ってしまうのですが…特に中高生に人気があるのはどれですか?
大寺さん:普段使いできるヘアゴムやキーホルダーも人気ですが、一番はやっぱりイヤリングです。最近だと、アクセントとしてカラフルなビーズをつけるタイプのものをよく選んでいただけますよ。
――では、今回はイヤリングを選んでみます!
大寺さん:わかりました。まずは板状になっている錫を、はさみでカットするところから始めます。好きな形にカットしたらやすりで角をとって、金槌(かなづち)でたたいて模様をつけていってください。
――金属なのにやわらかくて不思議な感触ですね。リズム良くトントン叩くのも楽しいです。
大寺さん:叩いてつけた模様が光に反射すると、キラキラして華やかな印象になるんですよ。ちなみに、この工程でイニシャルを刻印することもできます。友人同士やカップルでペアにするのもいいですね。
――だんだんいい感じの模様がついてきました。
大寺さん:模様がついたら上のほうに小さな穴をあけて、イヤリングのパーツと、ご希望の方はビーズを選んでつけてください。最後に手で形を整えたら完成です!
世界に一つだけのアクセサリーが完成。
――今回は30分ほどでイヤリングが完成しました。パーツをつける作業が意外と難しくて…。短い時間でも達成感がありました。
大寺さん:楽しんでいただけてよかったです。完成したら好きな色の袋に入れて、そのままお持ち帰りいただけます。錫のアクセサリーはシンプルなので、どんな服装にも合わせやすいですよ。
――イヤリング以外にもいろいろ作ってみたくなりますね。最後に改めて、体験についての詳細を教えてください。
大寺さん:今回体験していただいたイヤリングの料金は2,200円(税込)。体験できるアイテムのなかで、ブレスレットのみ3,300円(税込)になります。体験後も「片方のイヤリングをなくした」「メンテナンスをしたい」などの相談を受け付けているので、お気軽にご連絡くださいね。
――今日は体験させていただきありがとうございました!
大寺さん:こちらこそありがとうございました。中高生のみなさんもご家族と、ご友人と、お気軽にお越しくださいね!
大寺幸八郎商店
富山県高岡市金屋町6-9
TEL 0766-25-1911
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