vol.58

August 15, 2024

夢へと一歩踏み出す機会を。
Sketch Labで挑戦する若者たち。

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みなさんの挑戦したいことや夢はなんですか?富山駅前のCiCにある「Sketch Lab(スケッチラボ)」では、まちづくりとビジネスという軸で挑戦する人を応援しています。学生からシニアまで幅広く集うこの場所では、どのようなビジョンで活動されているのでしょうか。スケッチラボ運営事務局の岡村さんと学生研究員の中島さんにインタビューしてみました!

挑戦したい人同士が交流し、助け合う場。

――スケッチラボとは、どのような施設なのですか?

岡村さん:スケッチラボは、ビジネス交流・共創のための会員制コワーキングスペース兼イベントスぺ―スです。仕事や勉強に集中することもできますが、対話・仲間づくり・アントレプレナーシップ(起業家精神)の3つをキーワードとして掲げ、多様なプログラムを開催しながら、いろんなことに挑戦する人たちを応援するための場づくりをしています。

――利用者はどのような目的でスケッチラボを利用しているのですか?

岡村さん:スケッチラボでは大きく分けてまちづくりやビジネスに興味・関心がある方が多く集まっています。学校でも職場でもない場所だからこそできる、様々な人々と出会いながらやりたいことを見つけ、一歩踏み出して挑戦するための仲間づくりの場です。やりたいことはあるけど、何から始めていいかわからない、一人ではなかなか挑戦できないという人たちが、一緒に挑戦できる仲間を探す場として利用しています。

――会員制度について教えてください。

岡村さん:スケッチラボには会員と研究員が存在し、会員数は全体で約270人、そのうち約100人が学生研究員です。学生研究員は、まちづくりやビジネスを通じて地域課題の解決等に挑戦したい学生はもちろん、今後挑戦したいものを見つけて主体的に行動してみたいという意欲をもつ学生を応援する制度です。主に大学生がメインですが、高校1年生から学生研究員になることができ、会費も無料。普段交流機会のない社会人と学生同士が対話できることは互いにとって刺激的な体験となっています。

わたしにもできる、地域貢献。

――学生研究員の中島さんは、なぜ学生研究員に?

中島さん:私の地元は過疎地域で、どこか課題感を感じていました。そのため、元々まちづくりには関心があったんです。大学では都市デザイン学科に入学し、学校でスケッチラボの存在を知りました。まちづくりに貢献できる場所だと思い、すぐに入会しました。ここで何か作業するというよりは、誰かと話したいなって気分の時によく来ますね。

――他の学生研究員の方々はどのような経緯でスケッチラボを知るのでしょうか?

中島さん:スケッチラボのSNSでの活動や学生同士の口コミで広がり、学生研究員に興味を持つ人が多いですね。そこからイベントに参加し、他の会員や研究員の挑戦したいことなどを聞きながら交流を深めていきます。高校生だと、まちづくりに興味がある、起業精神がある子が多い印象です。

――スケッチラボではどのような活動が行われているんですか?

岡村さん:スケッチラボでは、イベントやプログラムを毎週2〜3つ、年間で100以上開催しています。高校生から社会人、シニアの方まで、あらゆる世代の方々が交流しています。ベースプログラムとして毎月「スケッチミートアップ」交流会を開催しており、会員が登壇し、ここでの取り組みを紹介。このプログラムの参加を機に他のプログラムに参加する方も多いですね。

学生たちが一丸となり、富山を活性化。

――学生同士のプロジェクトもいくつかあるようですね。

岡村さん:はい、学生同士で様々なプロジェクトが発足しています。その中でも「ふらっとシャベル」というプロジェクトは、3年前の大雪で苦戦した実体験から、防災に関する自助・共助の意識を広めたいという思いで企画されました。街にスコップを設置し、ふらっと集まって雪かきをしながら地域住民同士で交流し、助け合おうというビジョンです。このプロジェクトは、地元企業からの寄付やクラウドファンディングによって学生が主体となって運営されているのです。

――素晴らしい取り組みですね。今後のスケッチラボのビジョンについて教えてください。

岡村さん:スケッチラボは、2024年9月で運営開始から5年目を迎えます。この間にスケッチラボに関わった方々の層がどんどん厚くなっていることを実感しています。ここで経験したことによって思いが受け継がれ、よりたくさんの人が出会い、夢を語り、そして一歩を踏み出して新しい何かが生まれていくのが理想ですね。

――最後に、学生の皆さんにひとことお願いします!

岡村さん:何か夢を持つことは、恥ずかしさからなかなか表に出しづらいかもしれませんが、必ず応援してくれる人がいます。一人ではなかなか挑戦しづらいことでも、仲間がいれば一歩進めることができます。もし挑戦したいことができたら、スケッチラボを思い出してください!

Sketch Lab スケッチラボ

スケッチラボ Sketch Lab

富山市が「未来共創」を推進する拠点として整備したビジネス交流・共創施設であり、会員制コワーキングスペース。意欲的な若者に仲間づくりや挑戦の機会を提供し、富山県・市の未来に向けた様々な活動を応援。

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