
vol.86
October 15, 2025
氷見発、シルクスクリーン印刷体験、
「FCTRY」でTRYするものづくり。
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氷見の商店街にある「FCTRY」は、シルクスクリーン印刷を体験できるお店です。自分で描いた絵や持ち込んだデザインをその場でTシャツにプリントでき、世界に一枚だけのオリジナルアイテムを作れるのが魅力です。地域の人や学生にも親しまれ、部活やお店のユニフォーム制作にも広がっています。今回は、FCTRYを立ち上げた萩原さんに、お店を始めたきっかけや印刷の魅力、そして氷見で挑戦を続ける思いを伺いました。

工場のように、挑戦が生まれる場所
――FCTRYとはどんなお店ですか?
萩原さん:シルクスクリーン印刷の体験をメインにしたお店です。好きなTシャツに、好きなデザインを選んで、好きな色で、好きな場所にプリントできます。自分でその場で描いた絵をプリントすることもできますし、幼稚園のときに描いた絵を持ち込んでTシャツにする人もいます。
――お店を始めたきっかけを教えてください。
萩原さん:創業メンバーの二人は、元々保育士として勤めていました。楽しい仕事でしたが、自分たちのお店を持ちたいという気持ちが強くなっていました。氷見には美味しい食べ物が多い一方で、滞在して過ごせる場所が少ないと感じ、体験を提供できる場をつくろうと考えるようになったんです。そんなときシルクスクリーン印刷に取り組む方と出会い、この道に挑戦することを決めました。
――FCTRYという名前に込められた想いを教えてください。
萩原さん:「FACTORY(工場)」という意味に加え、あえて綴りを省略することで「TRY=挑戦する」という意味を重ねています。モノを生み出す場であると同時に、訪れた人が自由に挑戦できる場所にしたい。そんな思いを名前に込めました。


無限に広がる、シルクスクリーンの世界
――シルクスクリーン印刷の魅力は?
萩原さん:インクやデザイン、Tシャツの組み合わせによって無限のバリエーションが生まれるところです。すでにあるデザインなら最短5分で完成しますし、その場で描いたものをすぐにTシャツにできるので、感動してくださる方も多いです。「自分で作る」ことこそが一番の魅力だと思います。
――中高生でも楽しめるポイントを教えてください!
萩原さん:友達同士で来て、お揃いのデザインを色違いで作ることもできます。人と被りたくないといった気持ちに応えられる自由度の高さも魅力です。自分の想いやアイデアを形にできるので、世界に一枚だけの特別なTシャツを作ることができますよ。
――地域とのつながりについて教えてください。
萩原さん:震災の影響で多くの店が閉業した商店街ですが、コミュニティで支え合うつながりが大きな力になっています。地域と一緒に行ったイベント「PRINT HIMI」では、まちに残るグラフィックや看板ロゴを版に起こしてTシャツにプリントし、マップにまとめることで「実際に行ってみよう」とまち歩きを楽しんでもらえるようにしました。


出会いを大切に、これからの挑戦へ
――活動を通して大切にしていることはありますか?
萩原さん:「体験」と「人とのつながり」を大切にしています。お店を始めてからは新しい出会いが増え、人とのつながりの幅が広がったと感じています。また、保育士時代の教え子が訪ねてくれることもあり、そうした再会もとても嬉しい出来事です。これからも出会いを大切にしながら、気軽に立ち寄れる場所にしていきたいです。
――今後挑戦したいことはありますか?
萩原さん:震災の影響でお店が減っている中、県内外から人が足を運んでくれるようなイベントを開催したいと考えています。ものづくりと音楽を組み合わせたり、いろんな出店者さんと一緒に盛り上げたり、氷見ならではの挑戦をしていきたいと思っています。
――最後に、中高生へのメッセージをお願いします!
萩原さん:やりたいと思ったことには、どんどん挑戦してほしいです。「こういうことをしたい」と口に出すだけで、周りが反応してくれて実現に向かって動き始めます。思うだけではなく、実際に言葉にして、行動してみてください!
【店舗情報】
FCTRY(ファクトリー)
■住所
〒935-0011 富山県氷見市中央町9-46
■営業時間
月曜日 13:00~18:00
火曜日 定休日
水曜日 13:00~18:00
木曜日 13:00~18:00
金曜日 13:00~18:00
土曜日 10:00~19:00
日曜日 10:00~19:00

FCTRY
氷見市の商店街にある、シルクスクリーン印刷体験ができるお店。自分で描いた絵やデザインを、その場でTシャツやトートバッグにプリントできるのが特徴。「FACTORY(工場)」と「TRY(挑戦)」を掛け合わせた店名には、誰もが気軽にものづくりに挑戦できる場所にしたいという想いが込められている。地域の人や学生にも親しまれ、部活やお店のユニフォーム制作などにも広がっている。
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