vol.10

August 15, 2022

チームワークで日本一を目指す
「石動高校女子ホッケー部」。

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全国大会で数々の成績を残し、オリンピック選手も輩出している「石動高校女子ホッケー部」。女子ホッケー部があるのは、富山県内では石動高校だけだそうです。どうして富山県唯一のホッケー部が、強豪と呼ばれるほど強いチームになったのでしょうか? 今回はチームを引っ張る、部長の高橋由衣さん、副部長の遠藤優衣さん・丸山にこさんにお話を聞いてきました。

親子3世代にわたる伝統を受け継ぐ。

――石動高校女子ホッケー部の歴史を教えてください。

高橋部長(写真左):1958年、小矢部市石動町で富山国体のホッケー競技が開催されることになったそうです。石動高校女子ホッケー部はそれに合わせる形で、1957年に創部されました。

――65年もの歴史があるチームなんですね。みなさんがホッケーを始めたきっかけは?

丸山副部長(写真右):お兄ちゃんがホッケーをしている姿を見て「楽しそう!」と思って、私も小学生からホッケーを始めました。おばあちゃんも両親も、小矢部で代々ホッケーをしていたそうです。

 

遠藤副部長(写真中央):私も両親がホッケーをしていたことがきっかけです。小矢部では小学生でスポーツ少年団に入って、中学、高校の部活動でも続ける人が多いんです。実際に、私と丸山さんはスポーツ少年団時代から一緒でした。

 

高橋部長:私もお母さんとお兄ちゃんがホッケーをしていました。現在の部員は、19名全員が小矢部出身です。小矢部はホッケーの町として知られていて、今も3世代にわたって伝統を受け継いでいます。

 

チームワークが勝利への鍵。

―― ホッケーを始めたのは家族の影響が大きいんですね。みなさんにとってホッケーの魅力とは?

遠藤副部長:1点の重みがすごく大きいので、その分、点を獲れたときの喜びが大きいことです。チームスポーツなので、楽しいときも辛いときも、みんなで励まし合いながら頑張れます。

――チームワークで心がけていることは?

高橋部長:プレー以外の時間も、何でも言い合える環境を作ることです。後輩は先輩になかなか意見を言いづらいと思うのですが、言いやすい環境を作ったり、先輩から積極的に声をかけることを心がけています。

――練習以外の時間はどのように過ごしていますか?

丸山副部長:練習がない日は、体がなまらないようにトレーニングをしたり、テスト勉強をしたりと思い思いに過ごしています。部活の仲間とは、小矢部のアウトレットまで40分かけて歩いて行くこともあります(笑)。

 

悔しさをバネに、目指すは日本一。

――3年生のみなさんは引退が近づいてきていると思います。引退までに達成したい目標を教えてください。

高橋部長:実は、先日行われた全国高校総体(北信越インターハイ)で惜しくも福井に敗れてしまい、全国大会出場が叶いませんでした。残されたチャンスである、国体と全国選抜で二冠をとることが今の目標です。それに向けてメンタル面でもフィジカル面でも一段階レベルを上げられるように、練習を頑張っていきたいです。

――みなさんの卒業後の進路を教えてください。

遠藤副部長:私たち3人は、県外の大学でホッケーを続けたいと思っています。ホッケーは競技人口が少ないスポーツなので、大学でも続けるとなると県外進学、もしくは社会人チームに入るという選択になります。ホッケーの魅力をもっとたくさんの人に知ってもらって、ゆくゆくは競技人口を増やしていきたいです。

 

丸山副部長:私はいつかオリンピックに出ることが夢です。石動高校女子ホッケー部からは、これまで4名の卒業生がオリンピックに出場しています。私も先輩たちのように世界で戦える選手になれるよう、大学でも精一杯ホッケーに取り組みたいです。

――最後に、みなさんと同じようにスポーツを頑張る中高生にメッセージをお願いします。

丸山副部長:一生懸命努力しても、なかなか結果がついて来ないことがあると思います。でも、今までの努力は決してムダではないし、負けたことで学ぶこともたくさんあります。私たちも北信越インターハイの悔しさをバネに、残り2大会、このメンバーで日本一を目指して頑張ります!

ISURUGI HIGH SCHOOL HOCKEY CLUB 富山県立石動高等学校 ホッケー部

富山県立石動高等学校 ホッケー部 ISURUGI HIGH SCHOOL HOCKEY CLUB

石動高校女子ホッケー部 Isurugi Senior high School Women's Hockey Club
1957年創部。富山県で唯一の女子ホッケー部。これまでに全国高校総体7V、国体6V、全国選抜4Vと、全国で数々の成績を残す。オリンピックの日本代表選手も4名輩出。今年度は選手17名、マネージャー2名の合計19名で、全国制覇を目指して部活動に励んでいる。

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