
vol.74
April 15, 2025
“第二のふるさと”をつくる。
県外出身の学生たちによる広報活動「とやま広報部」
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「富山での4年間を、もっと豊かに、もっと楽しく」。そんな想いから活動しているのが、富山大学の公認サークル「とやま広報部」です。街歩きや取材、SNSでの発信からフリーペーパーの発行を通して、大学生活の中では見過ごしがちなまちの魅力を、学生目線で丁寧に届けています。活動の原点や、これから挑戦していきたいことについて、代表の松﨑さんにお話を伺いました。


学生目線で、まちの魅力を伝える広報活動
――とやま広報部では、どんな活動をしているんですか?
松﨑さん:富山県内の街を歩いて取材し、SNSやフリーペーパーで情報を発信しています。最近では、グランドプラザで開催された富山まちなか学生EXPO2024にも参加しました。来場者におすすめスポットを記入してもらい、それをカプセルに入れてもらい、私たちが引いて実際に出かけるという企画を行いました。実際にその場所に足を運ぶことで、リアルな感想や写真を発信でき、好評でした!
――「とやま広報部」が発足したきっかけを教えてください。
松﨑さん:実は、私たちが入ったときにはすでにとやま広報部は発足していました。もともとは富山大学の文化祭である富大祭の一環で発足した団体で、写真やデザインが好きなメンバーが自分たちの得意なことで富山の魅力を発信したいという想いから始まったそうです。
――活動を通して届けたい想いはありますか?
松﨑さん:富山大学には県外出身の学生も多くて、富山に来たのはいいものの、生活圏しか知らないという子が多いんです。4年間の大学生活の中で、富山を第二のふるさとのように感じてもらえたらと。卒業後もまた遊びに来たくなるような、そんな思い出をつくるきっかけになれたら嬉しいです。

「ゆるく楽しく」でも本気。広報部の裏側
――メンバーはどんな方が在籍していますか?
松﨑さん:今年度は17名で、7割くらいが男性ですね。高岡キャンパスでデザインを学ぶ学生もいますが、多くは五福キャンパスの学生です。取材、撮影、編集、デザインまで全部自分たちでやっていて、役割分担はありますが、みんな自由に関わっています。
――メンバーの雰囲気について教えてください。
松﨑さん:雲みたいな雰囲気とよく言われます(笑)。マイペースで、ゆるっとした空気感ですが、納期などはきちんと守る真面目な一面もあります。好きなことにまっすぐな人が多く、そうした個性が自然と混ざり合っているのが、この団体の面白さだと思います。
――SNSでの発信内容に込めている意図や工夫は?
松﨑さん:Instagramでは、車がなくても行ける場所を意識して、最寄り駅やアクセス情報を写真と一緒に載せるようにしています。初めての人でも分かりやすい内容を心がけていますね。Xでは、取材の感想や日々の気づきなど、よりリアルな言葉での発信をしています。

富山で過ごす4年間に、彩りを添える存在
――「ぼくらの秘密旅」というフリーペーパーも話題ですよね。
松﨑さん:そうですね、チラシよりも情報量が多く、手に取ってもらいやすいかなと思ってつくりました。誌面デザインもすべて学生が手がけていて、デザイン性から読みやすさ、目線誘導まで考えています。紙で残るって、やっぱり特別感があるんですよね。
――今後の目標やチャレンジしたいことはありますか?
松﨑さん:雑誌のページ数をもっと増やして、より多くの富山の魅力を届けていきたいです。そして、富山大学の枠を超えて、もっと地域に開かれた存在として活動していけたらと思っています。もっと多くの人と一緒に、富山の面白さを発見・発信していきたいですね。
――富山の中高生や、これから富山に来る若者たちへメッセージを!
松﨑さん:富山の良さって、外に出てから気づくことも多いと思うんです。海も山もあって、街と大学も近くて、じっくり暮らしと向き合える。どこか懐かしくて、落ち着ける場所がたくさんあるのも魅力です。勉強も、遊びも、いろんな視点で富山を楽しんでください!

とやま広報部
富山大学の公認サークル「とやま広報部」は、学生ならではの視点で富山の魅力を発見し、発信。取材や街歩きを通じて出会った場所や人の魅力を、SNSやフリーペーパーで紹介。富山に来た学生が、富山を“第二のふるさと”と思えるきっかけづくりを目指す。
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