vol.66

December 15, 2024

南砺市と青春を繋ぐ、
「ボクなん」物語。

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南砺市の学生たちが取り組む「ボクなん」は、高校生が地元で青春を楽しみながら地域の活性化に挑戦するプロジェクトです。イベント企画やグッズ制作を通じて、南砺市の魅力を自らが発見し、発信する活動を展開しています。今回は、南砺福野高等学校農業環境科3年生の土合さん(左)・吉田さん(右)にプロジェクトの背景やこれまでの取り組み、さらに「ボクなん」を通じて得られた成長や未来への展望について聞いてみました。

高校生が地域で青春を満喫!「ボクなん」の挑戦。

――「ボクなん」とはどのようなプロジェクトですか?

吉田さん:「ボクなん」は、南砺市から支援を受け、学生が自由にアイディアを形にしながら青春を楽しむプロジェクトです。今年で4年目を迎え、これまでに「アオハル祭」という文化祭の企画、東京の高校生との交流、南砺市オリジナルグッズの制作など、多岐にわたる活動を行ってきました。南砺市近辺の高校生で構成されており、週に1~2回の頻度で活動しています。自由に楽しむことを大切にしながら、南砺市の魅力を発信することを目指しています。

――「ボクなん」の名前の由来や、大切にしていることは何ですか?

土合さん:「ボクなん」という名前は、「僕らの南砺」を略したものです。「僕たち高校生が南砺市をもっと魅力的にしたい」という思いが込められています。このプロジェクトでは、まず自分たちが楽しむことを何よりも大切にしています。楽しむ中で自然と南砺市の魅力を発見し、それを同世代に広めていくことが「ボクなん」の特徴です。

――プロジェクトを立ち上げたきっかけや背景を教えてください。

吉田さん:「ボクなん」は、南砺市の人口減少問題に向き合うために立ち上がったプロジェクトです。学生が就職や進学で県外に出ると、そのまま地元に戻らないという現状があります。この問題を少しでも解決するため、学生のうちに地元での楽しい経験を積んでもらい、地元に愛着を持ってもらうことを目指しています。また、コロナ禍で青春を楽しむ場が失われていた時期に、高校生が自由に楽しみ、挑戦できる場を提供したいという願いも込められています。

自由を楽しむ文化祭、「アオハル祭」。

――これまでに開催された活動の中で、印象深かったものは何ですか?

吉田さん:一昨年開催した「アオハル祭in青春学園」が特に印象に残っています。閉校した旧南砺福光高等学校を舞台に、文化祭をテーマにしたイベントを企画しました。通常の学校イベントではメイクやスマホが禁止されることが多いですが、このイベントでは校則を撤廃し、自由に楽しめる場を作りました。Instagramやチラシを活用して告知を行った結果、約3700人が来場し、大盛況のうちに終えることができました。

――イベント企画を進める中で苦労したことや工夫した点はありますか?

吉田さん:このイベントでは、予算内で計画を実現するのが一番の課題でした。アイディアを出した後、それぞれの企画にかかる費用を細かく調べ、限られた予算内で最大限に楽しんでもらえる内容を工夫しました。また、キャスティングの手配や当日の運営、準備や後片付けなどもすべてメンバーで分担。時間や手間がかかることも多かったですが、メンバー全員で協力し合うことで乗り越えることができました。

――「ボクなん」を通じて得た変化や成長を教えてください。

土合さん:活動を通じて、初対面の人とも緊張せずに話せるようになりました。以前は人前で話すのが苦手でしたが、目上の方とも自然に会話できるようになり、コミュニケーション能力が向上したと感じています。また、地域の方々との交流が増え、地元イベントにも積極的に参加するようにもなりました。こうした経験を通じて、あらゆる面で自分の成長を実感しています。

新たな挑戦で「ボクなん」が紡ぐ未来。

――現在進めている企画について教えてください。

吉田さん:旧南砺福光高等学校を舞台にした「謎解きイベント」を企画中です。このイベントでは、幅広い世代の参加者が楽しめる内容を考えています。現在、会場の下見や”謎”の構成作りを進めており、どのように楽しんでもらうか、メンバー間でコンセプトを練っているところです。また、イベントに付随する企画の検討も行っており、参加者がイベントを通じて充実感を得られるよう工夫を凝らしています。

――今後挑戦したいことはありますか?

吉田さん:より多くの人を巻き込むような大規模なイベントを実現してみたいです。例えば、メモとペンを使った「リアル掲示板」を設置し、参加者が自由に「推し」を共有できる場を作ることを考えています。また、多人数が参加できるサバイバルゲームにも興味があります。こうした企画を通じて、南砺市に訪れるきっかけを提供し、地域に足を運ぶ人が増えていけば嬉しいです。

――「ボクなん」を通じて、どのようなことを発信したいですか?

土合さん:「ボクなん」の活動を通じて、南砺市の魅力をもっと多くの人に届けたいです。南砺市外に住んでいる方でも、イベントや活動を通じて南砺市に興味を持ってもらえたら嬉しいです。また、このプロジェクトは地域に関わるきっかけとして誰でも参加しやすいものなので、気になったらぜひ一度足を運んでみてください。南砺市を離れても「ボクなん」の活動は続いているので、いつでも気軽に参加してほしいです!

 ボクなんプロジェクト

ボクなんプロジェクト 

南砺市の学生たちが取り組む「ボクなん」プロジェクト。地域や行政と連携しながら、イベント企画やグッズ制作を通じて地域課題の解決に挑む学生主体のプロジェクト。

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