vol.53

May 30, 2024

イラストレーター「藤井 奏/So Fujii」の美術に浸る毎日。

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富山を拠点に活躍するイラストレーター藤井さん。vol42で紹介したドーナツ専門店「SkiD.and」のロゴやキャラクターのデザインも彼が手掛けています。東京の美術大学を卒業し、イギリスでの仕事や語学学校での経験を経て独立した彼は、多くの人々にインスピレーションを与えています。今回は、学生時代から現在に至るまでの道のりや苦悩、今後の挑戦、そしてイラストレーターを目指す子どもたちへのアドバイスについてお話を伺いました。

憧れだったアーティストの個展をきっかけに。

――まずは、藤井さんについて教えてください。

藤井さん:東京の美術大学を卒業した後、イギリスに2年間滞在し、帰国後に富山で独立しました。現在は富山を拠点に、イラストレーターとして活動しています。飲食店や商業施設、一般企業まで幅広い分野で仕事をしており、イラスト以外にもロゴやポスター、WEBサイトのデザインなども手掛けています。

――イラストレーターというお仕事のプロセスについて教えて下さい。

藤井さん:まず、お客様のイメージや要望をヒアリングします。次にタブレットを使っていくつか下書きのパターンを作成し、お客様に確認してもらいながら、理想に近づけていきます。そして、最後に清書して納品します。お客様の頭の中にあるイメージを視覚化する仕事なので、コミュニケーションが非常に重要です。

――富山でフリーランスとして活動することになったきっかけは何ですか?

藤井さん:イギリス滞在中に好きなアーティストの展示を見て、憧れから自分もイラストレーターになろうと決心しました。2018年から富山で本格的にイラストレーターの活動を開始し、富山でイラスト個展を開催しました。その個展をきっかけに、マガジンの表紙のお仕事依頼をはじめ、仕事が広がっていきました。最近は、過去に制作した作品を見てお仕事の依頼をいただくことも多いですね。

とにかく絵を描くことが楽しくて。

――幼少期から絵を描くことが好きでしたか?

藤井さん:はい、小学校の頃から絵を描くことが好きでした。その頃は、「ドラゴンボール」や「遊戯王」などの漫画の模写をよくしていましたね。学校での図工の授業も大好きだったため、今思えば絵を描くこと以外にも美術の分野に興味があったんだと思います。

――その頃からイラストレーターになることが夢だったんですか?

藤井さん:実は、中学生まではただ好きで描いていただけで、それを仕事にしようとは全く考えていませんでした。でも、高校2年生の時に美術大学の存在を知り、興味を持つようになりました。高校在学中は、美大進学のため富山の画塾に1年ほど通い、夏休みには美大の講習会に参加するために東京にも度々行っていましたね。

――すごく勉強熱心な学生時代だったんですね!

藤井さん:当時、美術大学への進学は現役では難しいほど狭き門で…。予備校で毎日6時間、夏季は夜間も含めて9時間絵を描き続けていました。でも、元々絵を描くことが好きだったため、辛いとは思わず楽しかったですね。大学に進学してからも、自分が通っていた予備校でアルバイトをしながら、とにかくイラストやデザイン中心の生活を送っていました。

語学、文化、コミュニケーションから吸収。

――大学卒業後から現在に至るまでの経緯を教えてください。

藤井さん:大学卒業後は語学にも興味があったことから、イギリスにワーキングホリデーとして2年間滞在しました。イギリスでは語学学校に通いながら、現地のアパレルショップのグラフィックデザインやインバウンド企業と一緒にWEBサイトデザインや日本酒のパッケージデザインなどの仕事をしていました。現地はアートやデザインの文化が根強いため、日本では見られないアーティストの作品を見ることができ、非常に刺激的でしたね。

――今後挑戦してみたいことは何ですか?

藤井さん:せっかく富山でいろんな人と知り合い、仕事をしているので、富山で個展を開きたいと考えています。そこで新たな出会いや発見を楽しみたいです。仕事が忙しく、自分のやりたいことは後回しになりがちですが、憧れの作家さんは毎年個展を開催しているので、そんな風になれたらなと思っています。

――イラストレーターを目指す子へのアドバイスをお願いします。

藤井さん:イラストレーターは、ペンと紙さえあれば挑戦できる職業です。入口が広い中で、興味がある好きなことに一貫した信念を持ち、継続することが大事です。私は美術の世界に入って15年経ちますが、継続していることが自信にも繋がります。また、絵を見る以外にも作品を見たり、共通の趣味を持った人とコミュニケーションを取ったり、海外に行って文化や語学に触れて吸収することもおすすめです。

藤井 奏/So Fujii 藤井 奏

藤井 奏 藤井 奏/So Fujii

1989年生まれ、富山県出身。2016年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程デザイン専攻修了。2016年からロンドンにて2年間の滞在を経て、現在はイラストレーターとして、幅広い表現で多岐に渡り活動。

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